クールな副社長の秘密~偶然知ったら溺愛されて妻になりました~
高級ホテルの駐車場に入っていく。
桃華は、今までパンとお菓子にしか縁がなく、男性とふたりで食事をするのは家族以外では初めての経験だが、それがこんな高級ホテルだなんてお手上げだ。しかも相手は、自分の勤める会社の副社長様だ。
クールで女性の誘いを片っ端から断り続けている副社長が、運転席を降り自ら桃華の乗る助手席の扉を開けてくれる。
待たせる訳にいかず、桃華は慌てて車から降りる。そんな桃華の腰に腕を回し然り気無くエスコートして歩き出した。
もう、桃華は頭が真っ白だ。
気づけば最上階のレストランまで来ていた。
「三木谷様いらっしゃいませ。お待ちしておりました」年配の男性に声を掛けられた。
「支配人、急遽個室を用意してもらって申し訳ない」
「とんでもございません。お越しいただき光栄です」
挨拶の後、支配人自ら席に案内してくれる。
個室に案内され席に座ると、
「ごゆっくりお過ごし下さいませ」と支配人は出て行ってしまった。
桃華は、今までパンとお菓子にしか縁がなく、男性とふたりで食事をするのは家族以外では初めての経験だが、それがこんな高級ホテルだなんてお手上げだ。しかも相手は、自分の勤める会社の副社長様だ。
クールで女性の誘いを片っ端から断り続けている副社長が、運転席を降り自ら桃華の乗る助手席の扉を開けてくれる。
待たせる訳にいかず、桃華は慌てて車から降りる。そんな桃華の腰に腕を回し然り気無くエスコートして歩き出した。
もう、桃華は頭が真っ白だ。
気づけば最上階のレストランまで来ていた。
「三木谷様いらっしゃいませ。お待ちしておりました」年配の男性に声を掛けられた。
「支配人、急遽個室を用意してもらって申し訳ない」
「とんでもございません。お越しいただき光栄です」
挨拶の後、支配人自ら席に案内してくれる。
個室に案内され席に座ると、
「ごゆっくりお過ごし下さいませ」と支配人は出て行ってしまった。