クールな副社長の秘密~偶然知ったら溺愛されて妻になりました~
それからも会えば嫌みを言われる日々。
何故か、絵理香といる時は言われない。
ひとりの時を見計らい絡まれる……。
樹からは、『何かあれば言ってくれ』と言われているが、一度ぶつかられた以外は手出しされる訳ではなく、嫌みを言われるくらいだと桃華自身は気にもしていなかった。
ところが可笑しな事が周りに出始めた。
まずは、『取引先から連絡はまだか?』と催促が来た。桃華には何のことかわからなかったが、相手には謝って何とか怒らせずにすんだ。
確認をすると、同じ課の先輩が電話を受け桃華のパソコンにメモを貼ってくれたらしいが、桃華が見た時にはなかった。
この時は、先輩と『剥がれたのかな?』と会話して疑問は残るが大事には至らなかったので、あまり気にはしなかった。
その後もペンが失くなったり、身の回りの物が失くなったりと、可笑しいでは済まない事態になってきた。
思い当たるのは秘書課のメンバーだけだが、彼女達が出入りすれば目立つ。
それ以外は全く心当たりがない。
それでも、万が一にでも会社に迷惑を掛ける事態になっては大変だと、部長に相談する事にした。
何故か、絵理香といる時は言われない。
ひとりの時を見計らい絡まれる……。
樹からは、『何かあれば言ってくれ』と言われているが、一度ぶつかられた以外は手出しされる訳ではなく、嫌みを言われるくらいだと桃華自身は気にもしていなかった。
ところが可笑しな事が周りに出始めた。
まずは、『取引先から連絡はまだか?』と催促が来た。桃華には何のことかわからなかったが、相手には謝って何とか怒らせずにすんだ。
確認をすると、同じ課の先輩が電話を受け桃華のパソコンにメモを貼ってくれたらしいが、桃華が見た時にはなかった。
この時は、先輩と『剥がれたのかな?』と会話して疑問は残るが大事には至らなかったので、あまり気にはしなかった。
その後もペンが失くなったり、身の回りの物が失くなったりと、可笑しいでは済まない事態になってきた。
思い当たるのは秘書課のメンバーだけだが、彼女達が出入りすれば目立つ。
それ以外は全く心当たりがない。
それでも、万が一にでも会社に迷惑を掛ける事態になっては大変だと、部長に相談する事にした。