クールな副社長の秘密~偶然知ったら溺愛されて妻になりました~
10時になり、桃華は会議室に向かった。
『コンコン』とノックをし返事を待つ。
「はい」部長の返事が返ってきた。
「相川です。失礼します」
扉を開けると、部長ひとりではなかった。
「モモちゃんこっちに来て座ってくれ」
「モモちゃん⁉️」
驚きの声を上げたのは、部長と共に部屋に居た藤堂室長だった。
「あっ、つい。いつもモモちゃんと呼んでいるので」
「相川さん、先日お会いしたばかりですね」
「はい。藤堂室長」
藤堂の雰囲気が桃華に緊張をもたらす。
「早速だが、先週に部長から話を聞いた。相川さんが、異変を感じ始めたのが先週副社長に呼ばれてからなんだね」
「はい…今まで異変を感じた事はありませんでしたし、秘書課の方々とも面識がありませんでした」
「はぁ~」
藤堂が溜息をついた。桃華は、自分が何か溜息の原因を作ったのかとビクッとする。
「モモちゃん大丈夫だよ」
そんな桃華を見て、部長がフォローしてくれる。
「ああ、すまない。相川さんに溜息をついたんじゃない。副社長である樹の軽率な行動と自分に対する周りの目に気づいていない無自覚さに対する溜息だ」
『コンコン』とノックをし返事を待つ。
「はい」部長の返事が返ってきた。
「相川です。失礼します」
扉を開けると、部長ひとりではなかった。
「モモちゃんこっちに来て座ってくれ」
「モモちゃん⁉️」
驚きの声を上げたのは、部長と共に部屋に居た藤堂室長だった。
「あっ、つい。いつもモモちゃんと呼んでいるので」
「相川さん、先日お会いしたばかりですね」
「はい。藤堂室長」
藤堂の雰囲気が桃華に緊張をもたらす。
「早速だが、先週に部長から話を聞いた。相川さんが、異変を感じ始めたのが先週副社長に呼ばれてからなんだね」
「はい…今まで異変を感じた事はありませんでしたし、秘書課の方々とも面識がありませんでした」
「はぁ~」
藤堂が溜息をついた。桃華は、自分が何か溜息の原因を作ったのかとビクッとする。
「モモちゃん大丈夫だよ」
そんな桃華を見て、部長がフォローしてくれる。
「ああ、すまない。相川さんに溜息をついたんじゃない。副社長である樹の軽率な行動と自分に対する周りの目に気づいていない無自覚さに対する溜息だ」