心と鏡“HEART is MIRROR”
ザワザワ―・・・ザワザワ―・・・


わぁ、人多ッ;;;
まぁ10クラスにこの狭い廊下じゃ
仕方ないけど…


 「おじゃましまぁす、悠里ぃ!??」


「…あッ!!真李。っと美麗?」



 「うん。同クラやから、
ここに来るの付いて来てもらった☆」



「そうなんやぁ。
ってか、クラスに馴染めた?」



 「まぁまぁよなッ!?美麗。」


「そうやなぁ。微妙ちゃう!?
女子は結構馴染めたけど
男子とか関わりないし。」


 「悠里は?」



「微妙。何か、百合と螢が居てるけど…
ってかそれより隣の男子が五月蝿い!!」



 「それって、もしかして
  さっきからこっち見ながら
 なんか、言ってる奴?」


「そう!!あれッ!!」



 「確かに、あんなん
 周りに居てたら迷惑極まりないかも;」



「名前が、『植野 拓海』。」



 「へぇ。変な名前。」



「ねぇねぇ、大嶋!
その隣に立ってる人誰ぇ?」



「はぁ!?…隣って真李?」


 「ちょっ!!悠里。絶対あたしの
 名前教えないでよ。」


キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン.キ-ンコ-ンカ-ンコン.


  「じゃッ!また帰り迎えに来るから。
 教えないでよ。」
< 5 / 6 >

この作品をシェア

pagetop