あの物語の薔薇のように、花びらが落ちきる事を今日も私は願っている


「とりあえず連絡してみといたら?」


千紗がそう言ったところで私の最寄りに到着した。

気が向いたらねと伝えて、千紗と別れた。



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家に着いて、寝る準備をしてベッドに入る。

携帯を見ると1件連絡が来ていた。



さっき最寄り駅に着いたときに、柊に送ったメッセージの返信だった。



【おつかれー!今日めっちゃ話せて楽しかったわ!】


そんな他愛もない普通の会話。

この日から連絡はしばらく続いた。


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