あの物語の薔薇のように、花びらが落ちきる事を今日も私は願っている
次の日。

大学で、千紗や他の友人たちとお昼を食べていると…


「そういえばさ、もうすぐリュミステ祭だよね?」


ずっとこの地域に住んでる友人が言った。


「リュミステ祭?」


「あ、香澄と千紗は初めてだよね?この辺り一体をイルミネーションで飾るお祭りだよ!お祭りの名前はたしかフランス語のlumière tamisée、星の光って言葉からきてるんだって。」


「へ〜…この辺り一体がイルミネーションになるのか…絶対綺麗じゃん!みんなで行こうよ!」


「千紗なーに言ってんの!リュミステ祭は好きな人とか恋人同士、もしくは家族で行くのが恒例なの!だから私も彼ぴと行くんだ♡」


「え!そうなの?じゃあ私も彼氏誘うか…香澄はどうするの?柊誘うの?」



ニヤニヤしながら聞いてくる千紗。


「え、いや、何も話してないし…別に…」


それを聞いて、何何!?聞いてない!!と乗っかってくる友人達。


その後は3限の予鈴が鳴るまで質問攻めにあったのだった…

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