魔法少女妖怪退治
「うーん……」
やつれ切ったユリカが唸っている。その姿は、更に苦しんでいるように見えた。
私と目が合った枕返しが、枕を手に取るとこちらに投げてきた。
ギリギリ避けたが、狭い部屋の中ではジャンプ力も足の速さも意味が無い。
どんどん投げられる枕を避けているが、らちがあかない。
それどころか。部屋の隅っこに追い詰められて行って、不利な状態になってゆく。
避ける場所が無い__
そう思った瞬間、目の前に飛んで来た枕。
枕を防ぎたい__
そう願った瞬間にステッキに大きな白い翼が生えて、私を防御してくれた。
これなら、枕に当たる事は無いだろうが、守るだけでは意味が無い。
ステッキの棒の部分を枕返しに向けて、伸びろと願う。
棒がグーンと伸びて、枕返しの腹部に直撃した。
その衝撃でベッドから落ちた枕返しは、涙を流しながらこちらを見ている。
「ヒィ!!もう、何もしません!!どうか、お許しを!!」
「あかりちゃん!許しちゃだめだよ!」
「ヒィィィ!!どうか、どうか。お助けを!!」
「こいつは悪い夢を見せて、人の命を吸い取るんだ!だから、トドメを!!」
やつれ切ったユリカが唸っている。その姿は、更に苦しんでいるように見えた。
私と目が合った枕返しが、枕を手に取るとこちらに投げてきた。
ギリギリ避けたが、狭い部屋の中ではジャンプ力も足の速さも意味が無い。
どんどん投げられる枕を避けているが、らちがあかない。
それどころか。部屋の隅っこに追い詰められて行って、不利な状態になってゆく。
避ける場所が無い__
そう思った瞬間、目の前に飛んで来た枕。
枕を防ぎたい__
そう願った瞬間にステッキに大きな白い翼が生えて、私を防御してくれた。
これなら、枕に当たる事は無いだろうが、守るだけでは意味が無い。
ステッキの棒の部分を枕返しに向けて、伸びろと願う。
棒がグーンと伸びて、枕返しの腹部に直撃した。
その衝撃でベッドから落ちた枕返しは、涙を流しながらこちらを見ている。
「ヒィ!!もう、何もしません!!どうか、お許しを!!」
「あかりちゃん!許しちゃだめだよ!」
「ヒィィィ!!どうか、どうか。お助けを!!」
「こいつは悪い夢を見せて、人の命を吸い取るんだ!だから、トドメを!!」