魔法少女妖怪退治
「くろたん!!」
「なに!!」
「髪切りのはさみ!どうにかならない!?」
「そうだねえ!!まずは、ハサミをどうにかしないとねえ……」
こっちは髪切りと死闘してるというのに、くろたんは呑気なものだ。
何回もステッキでハサミを受けた。
力任せに髪切りを突き飛ばすと、イメージの中の髪切りのハサミをテープでグルグル巻きにする。
いつの間にか髪切りのハサミは頑固にテープで巻かれていた。
ふふ……。
あんたなんて、ハサミが無ければ怖くない。
ただの小さな鳥人間。
ハサミを封印された髪切りが震えながら、こちらを見ていた。
本当に凶暴な奴だけど。
ガタガタ震えながらこっちを見ている髪切りは可愛いそうだ。
どうか、良い子になって__
ステッキを両手で握り締めると、髪切りが良い子になるように祈る。
髪切りがキラキラした光に包まれたかと思うと、邪気が完全に消えた。
「あかりちゃん!本当に凄いよ!髪切りが良い妖怪になった!!」
確かにさっきまで怖いイメージしか無かった髪切りが、可愛く見える。
「どんな妖怪になったの?」
「恵まれない人の髪の毛を切って幸せな気分にしてくれる妖怪だよ!!」
「なに!!」
「髪切りのはさみ!どうにかならない!?」
「そうだねえ!!まずは、ハサミをどうにかしないとねえ……」
こっちは髪切りと死闘してるというのに、くろたんは呑気なものだ。
何回もステッキでハサミを受けた。
力任せに髪切りを突き飛ばすと、イメージの中の髪切りのハサミをテープでグルグル巻きにする。
いつの間にか髪切りのハサミは頑固にテープで巻かれていた。
ふふ……。
あんたなんて、ハサミが無ければ怖くない。
ただの小さな鳥人間。
ハサミを封印された髪切りが震えながら、こちらを見ていた。
本当に凶暴な奴だけど。
ガタガタ震えながらこっちを見ている髪切りは可愛いそうだ。
どうか、良い子になって__
ステッキを両手で握り締めると、髪切りが良い子になるように祈る。
髪切りがキラキラした光に包まれたかと思うと、邪気が完全に消えた。
「あかりちゃん!本当に凄いよ!髪切りが良い妖怪になった!!」
確かにさっきまで怖いイメージしか無かった髪切りが、可愛く見える。
「どんな妖怪になったの?」
「恵まれない人の髪の毛を切って幸せな気分にしてくれる妖怪だよ!!」