魔法少女妖怪退治
襖を開けると座敷童子がこちらを見ている。
倒さなきゃ__
ステッキを構えた瞬間、こちらに向かってくるおかっぱ頭の妖怪。
ヨロヨロとした足取りで近付くと、何も無い場所で倒れ込んだ。
いつも、ニコニコしていたはずの表情は苦しそうに見える。
何が起きたのか理解出来ずに立ち尽くしていると、紫色の霧が濃くなってゆく。
あれ__
そう言えば、この妖怪を学校で見た時霧なんて無かった__
今だって、この妖怪の周りの空気はクリアーだ。
「どうなってるの……」
そう呟いた瞬間、嫌な気配がして振り返ると汚い格好をしたお爺さんがニヤニヤ笑ってこちらを見ている。
お爺さんが手の平を私に向けると、濃い紫色の煙が凄い勢いでこちらに向かってくる。
「何これ……」
とっさの出来事で逃げる事も出来ずに棒立ち状態でいたら、突然私を庇ってくれたおかっぱ頭の妖怪。
「えっ……。守ってくれた……?」
おかっぱ頭の妖怪は紫の霧に包まれ、ヨタヨタとした足で立っている。
「どうなってるの……?」
「その子は、座敷童子!良い妖怪だよ!」
そう声がしたかと思って、振り向くとくろたんの姿がある。
倒さなきゃ__
ステッキを構えた瞬間、こちらに向かってくるおかっぱ頭の妖怪。
ヨロヨロとした足取りで近付くと、何も無い場所で倒れ込んだ。
いつも、ニコニコしていたはずの表情は苦しそうに見える。
何が起きたのか理解出来ずに立ち尽くしていると、紫色の霧が濃くなってゆく。
あれ__
そう言えば、この妖怪を学校で見た時霧なんて無かった__
今だって、この妖怪の周りの空気はクリアーだ。
「どうなってるの……」
そう呟いた瞬間、嫌な気配がして振り返ると汚い格好をしたお爺さんがニヤニヤ笑ってこちらを見ている。
お爺さんが手の平を私に向けると、濃い紫色の煙が凄い勢いでこちらに向かってくる。
「何これ……」
とっさの出来事で逃げる事も出来ずに棒立ち状態でいたら、突然私を庇ってくれたおかっぱ頭の妖怪。
「えっ……。守ってくれた……?」
おかっぱ頭の妖怪は紫の霧に包まれ、ヨタヨタとした足で立っている。
「どうなってるの……?」
「その子は、座敷童子!良い妖怪だよ!」
そう声がしたかと思って、振り向くとくろたんの姿がある。