魔法少女妖怪退治
最近は外に出る時は、ステッキで作り出した妖怪の見えるようになるメガネをバックに忍ばせている。
血だらけという単語にビクつきながらも、ピンクのメガネケースを取り出した。
ハラハラしながらメガネをかけたが、血だらけのお地蔵さんどころか紫のモヤすら見当たらない。
座敷童子で学んだ、事。
モヤの掛かってない妖怪は、良い妖怪だ。
そういえば、今まで戦った妖怪全てが良い子になるとモヤがクリアになった。
ユウキの周りはクリアだから、問題無いだろう。
きっと、怖い夢でも見たに違いない。
そうは思っても心のどこかで、引っかかってしまっているのだろう。
授業中になっても、頭の中は血だらけのお地蔵さんの事でいっぱいいっぱいだった。
給食を食べて昼休みになる。
「あかりちゃん!」
トイレに向かい、鏡の前で髪の毛を整えていると後ろから名前を呼ばれて振り向いた。
「あ、くろたん!いい所に来た!」
「何かあったの?もしかして、妖怪?」
「うーん。悪い妖怪って紫のモヤが出ているのかな……。なんて、おもっちゃって……。答えをくろたんに聞きたかったんだ!」
くろたんが感心したような顔で、うんうんと頷いている。
血だらけという単語にビクつきながらも、ピンクのメガネケースを取り出した。
ハラハラしながらメガネをかけたが、血だらけのお地蔵さんどころか紫のモヤすら見当たらない。
座敷童子で学んだ、事。
モヤの掛かってない妖怪は、良い妖怪だ。
そういえば、今まで戦った妖怪全てが良い子になるとモヤがクリアになった。
ユウキの周りはクリアだから、問題無いだろう。
きっと、怖い夢でも見たに違いない。
そうは思っても心のどこかで、引っかかってしまっているのだろう。
授業中になっても、頭の中は血だらけのお地蔵さんの事でいっぱいいっぱいだった。
給食を食べて昼休みになる。
「あかりちゃん!」
トイレに向かい、鏡の前で髪の毛を整えていると後ろから名前を呼ばれて振り向いた。
「あ、くろたん!いい所に来た!」
「何かあったの?もしかして、妖怪?」
「うーん。悪い妖怪って紫のモヤが出ているのかな……。なんて、おもっちゃって……。答えをくろたんに聞きたかったんだ!」
くろたんが感心したような顔で、うんうんと頷いている。