魔法少女妖怪退治
一体どう言う事なのだろうと考えていたら、再度小刻みに震えたお地蔵さん。
鬼のような形相でこちらを見ている。
というか、ユウキの弟は起きる気配が無いが大丈夫なのだろうか。
怪我をしていないだろうか。
心配だが、お地蔵さんは私をユウキの弟に近付かせないようにしている。
「退かないと強硬手段に出ちゃうから……」
出来れば戦いたくなんかない__
そんな思いを胸に強気な言葉を口にする。
しかし、相変わらずお地蔵さんの形相は変わらない。
ステッキをギュッと握り締めると、弓の形に変化させる。
動じないお地蔵さんに向かって弓を構えると、矢を引いた。
矢は真っ直ぐにお地蔵さんに飛んで行き、見事に命中したはずだった。
しかし、相手はお地蔵さん。
体は石で出来ているために、矢が刺さらないで地面に落ちてしまう。
せっかく、可愛い弓で攻撃したかったのだが仕方ない。
カタカタ震えているお地蔵さんの口が大きく開いたかと思うと同じ言葉を繰り返し始めた。
「カエレ……」
「帰れて言われても、ユウキ君の弟を置いて帰れる訳ないじゃない!!」
「カエレ……」
何度も同じ言葉を繰り返しながら、ぴょんぴょんジャンプし始めたお地蔵さん。
鬼のような形相でこちらを見ている。
というか、ユウキの弟は起きる気配が無いが大丈夫なのだろうか。
怪我をしていないだろうか。
心配だが、お地蔵さんは私をユウキの弟に近付かせないようにしている。
「退かないと強硬手段に出ちゃうから……」
出来れば戦いたくなんかない__
そんな思いを胸に強気な言葉を口にする。
しかし、相変わらずお地蔵さんの形相は変わらない。
ステッキをギュッと握り締めると、弓の形に変化させる。
動じないお地蔵さんに向かって弓を構えると、矢を引いた。
矢は真っ直ぐにお地蔵さんに飛んで行き、見事に命中したはずだった。
しかし、相手はお地蔵さん。
体は石で出来ているために、矢が刺さらないで地面に落ちてしまう。
せっかく、可愛い弓で攻撃したかったのだが仕方ない。
カタカタ震えているお地蔵さんの口が大きく開いたかと思うと同じ言葉を繰り返し始めた。
「カエレ……」
「帰れて言われても、ユウキ君の弟を置いて帰れる訳ないじゃない!!」
「カエレ……」
何度も同じ言葉を繰り返しながら、ぴょんぴょんジャンプし始めたお地蔵さん。