魔法少女妖怪退治
「弟と探検をしていたら、お地蔵さんと御堂を見付けたんだ……」
さっき見たお地蔵さんだろうか。
「うんうん」
「それから、その場所が気に入って良く遊びに行っていて……」
「うん」
「3日前にお地蔵さんの社の近くで傘を使って、弟とヒーローごっこをしていたら御堂をこわしてしまったんだ……!!ワザとじゃないんだよ……」
それでお地蔵さんは怒ったのだろう。
「一緒に謝りに行こう!!」
「でも、許してくれるかな?」
「お地蔵さんは、守り神だよ?ちゃんと謝ったら許してくれるよ……」
「でも……」
「だってユウキ君だって、嫌な事されて謝って貰えなかったら嫌でしょ?」
さっきまで恐怖の色を含んでいた、ユウキの瞳が真剣な眼差しに切り替わる。
「うん!嫌だ!!許して貰えるかは分からないけど……。謝りたい!!」
「決心してくれてありがとう!」
「おう!!」
心做しかユウキの顔が赤く染まっている。
直ぐに、ユウキの家を出るとお地蔵さんが待っている廃墟に向かって走った。
✤✤✤
廃墟に着くと、さっきまで笑顔になっていたユウキの表情が引きつっている。
それもそのはずだ。
荒れ果てた廃墟はまるでお化け屋敷みたいで、恐怖心を煽れる。
さっき見たお地蔵さんだろうか。
「うんうん」
「それから、その場所が気に入って良く遊びに行っていて……」
「うん」
「3日前にお地蔵さんの社の近くで傘を使って、弟とヒーローごっこをしていたら御堂をこわしてしまったんだ……!!ワザとじゃないんだよ……」
それでお地蔵さんは怒ったのだろう。
「一緒に謝りに行こう!!」
「でも、許してくれるかな?」
「お地蔵さんは、守り神だよ?ちゃんと謝ったら許してくれるよ……」
「でも……」
「だってユウキ君だって、嫌な事されて謝って貰えなかったら嫌でしょ?」
さっきまで恐怖の色を含んでいた、ユウキの瞳が真剣な眼差しに切り替わる。
「うん!嫌だ!!許して貰えるかは分からないけど……。謝りたい!!」
「決心してくれてありがとう!」
「おう!!」
心做しかユウキの顔が赤く染まっている。
直ぐに、ユウキの家を出るとお地蔵さんが待っている廃墟に向かって走った。
✤✤✤
廃墟に着くと、さっきまで笑顔になっていたユウキの表情が引きつっている。
それもそのはずだ。
荒れ果てた廃墟はまるでお化け屋敷みたいで、恐怖心を煽れる。