魔法少女妖怪退治
「さ、先に俺が入るから……」
それでも、ユウキは男らしさを見せてくれた。
「大丈夫?」
「こうなったのは俺のせいだから、このくらいさせて!!」
「う、うん……」
スーッと息を吸うと、廃墟に入って行ったユウキの後を着いて行く。
「一番奥の部屋にお地蔵さんが居るから……」
「うん……」
廃墟になり荒れ果てた玄関に入って、キッチンの先に有る扉を開けると血だらけのお地蔵さんが恨めしそうな表情でこちらを見ている。
許してくれるか不安になっていると、お地蔵さんに近付いたユウキが「ごめんなさい……」と口にする。
お地蔵さんはニッコリと優しい表情を浮かべ、廃墟から去っていった。
「本当に謝って欲しいだけだったんだな……」
「うん。そうだね……」
くろたんの言う通りお地蔵さんは、子供に悪い事をしたらちゃんと謝るという事を教えたかっただけだったのだ。
安心した表情を浮かべたユウキと視線が合わさった。
「良かったね……」
「うん。弟も無事で安心した……。お地蔵さんにちゃんと謝れたのは君のお陰だよ!!」
ユウキが嬉しそうな表情で笑ってくれたから、誰かの役に立てる喜びを噛み締めた。
それでも、ユウキは男らしさを見せてくれた。
「大丈夫?」
「こうなったのは俺のせいだから、このくらいさせて!!」
「う、うん……」
スーッと息を吸うと、廃墟に入って行ったユウキの後を着いて行く。
「一番奥の部屋にお地蔵さんが居るから……」
「うん……」
廃墟になり荒れ果てた玄関に入って、キッチンの先に有る扉を開けると血だらけのお地蔵さんが恨めしそうな表情でこちらを見ている。
許してくれるか不安になっていると、お地蔵さんに近付いたユウキが「ごめんなさい……」と口にする。
お地蔵さんはニッコリと優しい表情を浮かべ、廃墟から去っていった。
「本当に謝って欲しいだけだったんだな……」
「うん。そうだね……」
くろたんの言う通りお地蔵さんは、子供に悪い事をしたらちゃんと謝るという事を教えたかっただけだったのだ。
安心した表情を浮かべたユウキと視線が合わさった。
「良かったね……」
「うん。弟も無事で安心した……。お地蔵さんにちゃんと謝れたのは君のお陰だよ!!」
ユウキが嬉しそうな表情で笑ってくれたから、誰かの役に立てる喜びを噛み締めた。