カウントダウン
（えっ、何これ？

どういうことなの？）


私はスマホの画面を見てドキリとした。


私のスマホにラインを送ってきたのは、あの杉田忍だったのだ。


だけど私は忍のラインのIDを知らないし、もちろん忍を友達登録なんてしていない。


それに、もしも私と忍のラインIDが繋がることがあったとしても、死んだ忍がラインを送ってくるなんてあり得ない。


考えれば考えるほど理解できない状況に、私はゾッとするような不気味さを感じながらスマホの画面を見つめていた。


そして私はそのラインが何なのかを確かめたくて、そのラインを開いていた。


【私は幸せなお前が大嫌いだ。

お前なんて誰よりも不幸になって死ねばいい】


私はラインの内容を見て息が詰まった。


この不気味な文章は本当に忍が送ってきたものだろうか？


だとしたら、私は忍に妬まれている？


でも、どうして？


私は普通の学校生活を送っていただけなのに……。


私の心の中に得体の知れない不安が広がっていく中で、また私のスマホに忍からのラインが届いた。


【私はお前が東野雄一と付き合っていることが許せない。

お前なんて、顔がぐちゃぐちゃになって死ねばいい】
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