カウントダウン
「雄一君、私、怖いよ……。

うちのクラスの生徒が次々と死んでいくなんて……。

こんなのやっぱり偶然じゃないよ。

絶対に呪いだよ……。

杉田忍の呪いだよ……」


「もしかしたらそうかもしれない。

でも結論を急いじゃいけないと思う。

立花優子の死は本当に事故かも……」


「そんなはずないよ!」


私は込み上げてくる不安から雄一の言葉を強く否定していた。


「だって優子は泳げるんだよ。

体育の授業で私は見てた。

優子は私なんかよりも速く泳げて……」


私はそう言った後に泣きそうになっている自分に気づいた。


そして小刻みに体が震え出したかと思うと、その震えは止まらなくなっていた。


忍はどれほど私たちを憎んでいたのだろう?


忍の私たちへの復讐はいつになったら終わるのだろう?


私は忍の呪いに恐怖しながら、雄一に忍から送られてきたラインのことを話していた。
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