カウントダウン
「もしもし、梨花。
オレも梨花に電話しようと思ってた」
私が雄一に電話すると、雄一はすぐに電話に出てくれた。
私はいつもと変わらない雄一の声を聞いてホッとしていた。
私たちの生活が忍の呪いに支配されているとしても、雄一はいつだって私の味方だから。
「雄一君が私に電話しようとしてたのって、どうして?
私に何か言いたいことがあったの?」
「梨花にも忍からラインのメッセージが届いただろ?
オレはあのメッセージを見てゾッとした。
このままじゃ、クラスの全員が殺されるって」
「私もそのことを言いたくて、雄一君に電話したの。
もしもあのメッセージが本当なら、私たちがしなくちゃいけないことは一つだよ」
私はそこで一度、言葉を区切ると、固い決意を込めてこう言った。
「どこかに隠されている忍の遺書を見つけて、忍の呪いを解くこと。
それができなくちゃ、私たちは殺される……」
呪いで人が死ぬなんて、三ヶ月前の私なら絶対に信じなかった。
でも、今の私は忍の呪いを信じている。
私はたくさんのクラスメイトが死んだのを実際に見てきたのだから。
オレも梨花に電話しようと思ってた」
私が雄一に電話すると、雄一はすぐに電話に出てくれた。
私はいつもと変わらない雄一の声を聞いてホッとしていた。
私たちの生活が忍の呪いに支配されているとしても、雄一はいつだって私の味方だから。
「雄一君が私に電話しようとしてたのって、どうして?
私に何か言いたいことがあったの?」
「梨花にも忍からラインのメッセージが届いただろ?
オレはあのメッセージを見てゾッとした。
このままじゃ、クラスの全員が殺されるって」
「私もそのことを言いたくて、雄一君に電話したの。
もしもあのメッセージが本当なら、私たちがしなくちゃいけないことは一つだよ」
私はそこで一度、言葉を区切ると、固い決意を込めてこう言った。
「どこかに隠されている忍の遺書を見つけて、忍の呪いを解くこと。
それができなくちゃ、私たちは殺される……」
呪いで人が死ぬなんて、三ヶ月前の私なら絶対に信じなかった。
でも、今の私は忍の呪いを信じている。
私はたくさんのクラスメイトが死んだのを実際に見てきたのだから。