カウントダウン
遺書への手がかり
【芦田梨花side⑨】
雄一がクラスのグループラインに『忍の母親と連絡を取れる方法を教えて欲しい』とメッセージを送ったあと、時間と共にたくさんの既読がついて、何件かのメッセージが返ってきた。
でも、その何件かのメッセージも忍のお母さんの連絡先を伝えるものではなく、私たちはしだいに焦りを感じ始めていた。
もしかしたら、私たちのクラスには忍のお母さんの連絡先を知っている人が誰もいないかもしれなかった。
そしたら私たちは、また忍の遺書への手がかりを失ってしまう。
忍の呪いが発動するまでの時間は限られているのに……。
呪いへのカウントダウンは決して止まってはくれないのに……。
もしも忍の呪いが発動したら、私にはどんな残酷な死が待っているだろう。
そんなことを想像すると、私は怖くて仕方がなかった。
雄一がクラスのグループラインに『忍の母親と連絡を取れる方法を教えて欲しい』とメッセージを送ったあと、時間と共にたくさんの既読がついて、何件かのメッセージが返ってきた。
でも、その何件かのメッセージも忍のお母さんの連絡先を伝えるものではなく、私たちはしだいに焦りを感じ始めていた。
もしかしたら、私たちのクラスには忍のお母さんの連絡先を知っている人が誰もいないかもしれなかった。
そしたら私たちは、また忍の遺書への手がかりを失ってしまう。
忍の呪いが発動するまでの時間は限られているのに……。
呪いへのカウントダウンは決して止まってはくれないのに……。
もしも忍の呪いが発動したら、私にはどんな残酷な死が待っているだろう。
そんなことを想像すると、私は怖くて仕方がなかった。