藍先輩の危険な溺愛レッスン。
私は妖精じゃなくて人間ですって。


バンッ。


机をたたく音がして３人は軽く飛び上がった。


見れば瑠夏ちゃんが自分の机を叩いたんだって気が付いた。


さっきよりも何倍も怖い顔で３人を見据えている。


「わわわ、落ち着けって。寺田」


「そーだそーだ」


佐藤くんと岩井くんはもの凄くビビっているみたいで一歩後ずさる。


「愛菜ちゃん、お願い連絡先だけ教えてくれないかな？」


原くんが青い顔をしながらお願いしてきた。


「クラスのグループメールなんだ。今夜のことで時間が変更になったりすることもあるからみんな交換してるんだよ」


「あ、そか。うんわかった」


急いでスマホを取り出した。


これ以上もめないように私がしっかりしなくては。


クラス全員が登録しているらしいから仕方がない。


連絡先を教えたら、満足したのかようやく３人は自分の席に戻って行った。
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