藍先輩の危険な溺愛レッスン。

アイドルおたくの３人トリオにはあえて知らん顔をしてクラスのみんなの方へ歩み寄った。


神社の入口に行くと、もうクラスメイト達は大体そろっているみたいだった


なんとなく男女別々に固まっていて微妙な距離を保って立っていた。


女子のグループの方へ歩み寄っていくと、一斉に話しかけられて驚いた。


「佐倉さん、さっきの人って彼氏？」


「めちゃめちゃイケメンだね」


「私知ってる、去年の生徒会長さんだよね？」


「いいなー羨ましい。ラブラブだったね」


クラスの女子達数名に興奮したように詰め寄られた。


うわっ、さっきの見られていたんだ。


曖昧にエヘヘって笑ったら肯定の意味にとられたみたいでキャーキャー黄色い声が上がった。


ちょっと恥ずかしいけど、大好きな人が褒められてまんざらでもない気分。


「さすがは先輩だね、恐れ入ったわ」