藍先輩の危険な溺愛レッスン。
もうすぐ7時。
花火が7時から始まるから駅からは雪崩を打ったように人があふれでてくる。
熱気も凄くて蒸し暑い。
こんなに人がいたら瑠夏ちゃんが見つけられないかもしれないなって思ったその時。
「あ、佐倉さんあれあれ」
杉本くんが背伸びしながら前方を指差している。
「え?見つけた?どこどこ?」
「ほら寺田さんと中島がこっちへ歩いてきてるよ」
「えー、わかんない、どこだろ?」
杉本くんは気が付いてるみたいだけど、私はまだ見つけられない。
「ほらあそこ。寺田さんが俯いてて中島が」
「あっ」
杉本くんの指さした先をよくよく見たら確かにこっちへ向かってくる二人。
人の流れに任せて歩いてきている。
瑠夏ちゃんは下を向いているから心配だった。
まだ泣いているのかもしれない。
早く行って慰めてあげたい。
花火が7時から始まるから駅からは雪崩を打ったように人があふれでてくる。
熱気も凄くて蒸し暑い。
こんなに人がいたら瑠夏ちゃんが見つけられないかもしれないなって思ったその時。
「あ、佐倉さんあれあれ」
杉本くんが背伸びしながら前方を指差している。
「え?見つけた?どこどこ?」
「ほら寺田さんと中島がこっちへ歩いてきてるよ」
「えー、わかんない、どこだろ?」
杉本くんは気が付いてるみたいだけど、私はまだ見つけられない。
「ほらあそこ。寺田さんが俯いてて中島が」
「あっ」
杉本くんの指さした先をよくよく見たら確かにこっちへ向かってくる二人。
人の流れに任せて歩いてきている。
瑠夏ちゃんは下を向いているから心配だった。
まだ泣いているのかもしれない。
早く行って慰めてあげたい。