藍先輩の危険な溺愛レッスン。
「うん、恥ずかしがり屋だから接客は苦手なの。男の人が来たらいつも奥に引っ込んじゃって」
「俺まだ、一度も会ったことが無いな。春美さんの娘さんならきっと可愛い子なんだろうね」
「やだー。可愛いだなんてウフフ」
あのね、それ絶対
お世辞だからね、おかあさん。
もう年甲斐もなくはしゃいじゃって恥ずかしいんだから。
しかし母が浮かれてしまうくらいこの藍先輩という人は人当たりが良くてイケメンらしい。
毎日のように母のどうでもいい話を聞いて相手をしてくれているので、ありがたいような申し訳ないような気持ちになる。
迷惑じゃなきゃいいんだけど。
私は店の奥でこっそりと彼の声に耳を澄ませていた。
透明感のある優しい声。
見た目はお店の奥からだからよくはわからないけど背が高い人。
彼はいつもお弁当を2つ買っていくんだ。
「俺まだ、一度も会ったことが無いな。春美さんの娘さんならきっと可愛い子なんだろうね」
「やだー。可愛いだなんてウフフ」
あのね、それ絶対
お世辞だからね、おかあさん。
もう年甲斐もなくはしゃいじゃって恥ずかしいんだから。
しかし母が浮かれてしまうくらいこの藍先輩という人は人当たりが良くてイケメンらしい。
毎日のように母のどうでもいい話を聞いて相手をしてくれているので、ありがたいような申し訳ないような気持ちになる。
迷惑じゃなきゃいいんだけど。
私は店の奥でこっそりと彼の声に耳を澄ませていた。
透明感のある優しい声。
見た目はお店の奥からだからよくはわからないけど背が高い人。
彼はいつもお弁当を2つ買っていくんだ。