ラアファとマエル るびい色の瞳
 ラアファはもうかつての死した男、二十歳であった。美貌で、その瞳は兼ねてるびい色をしていた。蝶が舞った。青い蝶で、光彩は十慈、空を意味していたー。十慈、空の法要。

 ラアファは莱王で、称号があった。後記述べる。曇り空、雷ひとつで、見ていたのが美男、或いは美女なら神が見えて君臨すると言われるー。伝説では、救世主はそう生誕し、天香山と賜ると言うー。
 マエル、マエルはいないかー。思う事は美しく、大罪を犯さない事。そう風が吹き解したー。
 美しいマエルは、漆黒の髪をしていて濡れていたー。その美しさは神では無く、悪魔を示唆していたー。
 ラアファはそれを忌み嫌い、殺すつもりでいたその美貌、愛してからが良いか、そう呟いてはかんばぜを伏せた。美しい二人、あい見える事をー、そう願った。るびいー?ラアファの愛称はるびいであった。ジンが少しだけ残っていてー、美しく傷付いた指先で舐めおおせたと言う。
 それをミカエルは見ていて、イイ、そういった。思えば死んだらエデンとか墓夢とかコミタマは言うけど、実際、ミカエルが見ている美男だとするとどうだ。鑑みないね。
 全てのヒトの墓夢を害し消し去ってやりたい。思えば、ラアファは美し過ぎた様だー。マエルは別のヒトが見ていた女で、少しラアファより劣勢だった。
 るびいー、そう息吹いたー。何と、二人のミタマは最大威であった。泣いて、みな泣き伏せようかと思った事は久しい。美しい二人、るびい、仏、十慈すら見ていたとはー。感慨深く十慈、空は馳せていたそうだ。いつかあんた死ぬか?
 言わないで、まだ俺は死ねない。また今日も、天香山で、いきなし神五億人が詰め寄り飛行船へ。
 みな美貌で、愛長けて、慮りも溢れやり神の身元、旅をしようか、ちょいとエデンまで三日程っ。そんな毎日が久しいのよ〜。毎日の事。僧安、十慈、空も莱王。何気無い毎日の事を法要とした。
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