運命が変えた一夜 ~年上シェフの甘い溺愛~
~♪

携帯電話の音に悟は飛び起きて携帯電話をつかむ。
ぼやける目を何度かこすってから、ディスプレイを見ると、なっていたのは毎朝かけている目覚まし時計だった。

綾乃からの着信はない。

遠慮して家に帰っているかもしれない。
少しずつ朝陽が昇り始めている時間。

胸騒ぎがして、悟はソファから立ち上がり、綾乃の部屋のカードキーが入った携帯電話をもち玄関を出た。
隣の綾乃の部屋の玄関を開ける。

「お邪魔します。」
もしかしたら眠っているかもしれない綾乃を気遣って、玄関のチャイムは鳴らさなかった悟。
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