運命が変えた一夜 ~年上シェフの甘い溺愛~
「ごめんなさい・・・」
震える声で言う綾乃の瞳は涙が溢れそうになっている。

悟は手当てを終えてから、綾乃の体を抱き寄せた。


まだまだ壊れそうな綾乃の心は、簡単にこうしてバランスを崩してしまう。
でも、それでも悟は支えていきたいと思っている。

少しずつ、綾乃の支えたがわかってきた悟。
戸惑うことなく冷静に対応できることが増えていた。


「綾乃」
ゆっくりと話かける悟。

しっかりと綾乃の体を抱きしめたまま話始めた。
< 317 / 349 >

この作品をシェア

pagetop