運命が変えた一夜 ~年上シェフの甘い溺愛~
彼が大好きだった。
彼との未来が欲しかった。

うんん。

彼との未来を疑いもしなかった。
いつまでも一緒なのだと信じ切っていた。

離れる未来なんて考えてもいなかった。

幸せな一緒の未来しか想像ができていなかった。


両親を失っても、それでも生きていけると思えたのは、隣にはいつも彼が居たからだ。

辛い仕事も頑張れたのは彼がいてくれたからだ。
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