運命が変えた一夜 ~年上シェフの甘い溺愛~
ぎりぎりまで仕事に関わる情報を確認してから、綾乃は仕事用のバックと携帯電話を持ち部屋から出た。

20階建てのマンションの12階。
セキュリティもしっかりとしている。

前に住んでいた部屋は今よりも狭かった。
2階建てのアパートで築年数も経っていた物件。
セキュリティもしっかりとはしていなかった。

それでもよかったのは・・

ボディガード的な同居人が居たからだ。

ここに住み始めたのは自分の身は自分で守らなくてはならないという覚悟の表れのようにも思う。
一人で生きていく。
一人でしっかりと立たなくてはならない。

ヒールのかかとを鳴らしながら、エレベーターに乗り込む。
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