春の雨に濡れて
第3話 JKと同居生活を始めることになった!
【3月5日(土)】
朝、キッチンの音で目が覚めた。まだ、7時だけど、今日は休みなのでゆっくり寝ていたい。
「ごめんなさい。目が覚めました?」
「どうしたの」
「朝ごはんを作っています」
「ありがとう、でも今日は休日だから遅くまで寝ていて良いのに」
「冷蔵庫にあった材料で作りました。よかったら食べて下さい」
机の上にトースト、サラダ、ハムエッグ、ホットミルク、食器は一組しかないのでバラバラな食器に朝食が並んでいる。
せっかく作ってくれたので、食べないと悪いと思って、身支度してから、美香ちゃんと向かい合って座って、朝食をごちそうになる。新婚さんの朝食ってこんな感じかな、悪くはないなと思いながら無言で食べる。
10時になったのでとりあえず近所の総合スーパーに買い物に出かけることにした。マンションの玄関で管理人さんに美香ちゃんを紹介する。姪の山田美香が田舎から遊びに来ているのでしばらく滞在しますと告げた。これで不審に思われることはないだろう。
美香ちゃんがぎこちなく手をつないでくる。悪くはないが17歳の高校生と手をつなぐのは少し照れるなあと思いながら歩く。
まず、ユニクロで、とりあえず美香ちゃんの気に入った部屋着と下着を数枚ずつ購入。これから暖かくなるので春物が中心だ。
それから布団屋さんで布団一式を購入して、夕刻に届けてくれるように依頼。これで、ゆっくり自分の布団で寝られる。あと食器を少し購入して、背負ってきたリュックに入れる。
昼はバーガーショップで二人ハンバーガーセットを食べてから、スーパーで野菜、果物、肉類、牛乳、パンなどを美香ちゃんが品定めして購入。
自炊用の1週間分の食料とのことで、かなりの量になったが、二人で分担してなんとか運んだ。年の離れた新婚夫婦に見えるかなと思いながら歩いて帰った。
悪い気持ちはしないし、浮き浮きしているのが自分でも分かる。荷物を運ぶ美香ちゃんもどことなく嬉しそうで安心した。
外食は高くつくので、これからは自分が料理するといっていたが、5時ごろから料理を始めた。丁度、5時に布団が届いた。
6時から夕食。食卓にはシチュウ、卵焼き、ホウレン草のお浸し、豆腐の味噌汁、ごはん。簡単だけど夕食らしい献立。
味付けもなかなか良い。料理を誉めると嬉しそうにほほ笑んだ。美香ちゃんが笑ったのをこの時に初めてみた。美香ちゃんはこのとき改めて同居させてもらうことのお礼を言った。
布団が届いたのでリビングのソファーの後ろに場所を作って、そこに布団を敷くことにした。美香ちゃんは、私がここに寝るから圭さんはこの家のご主人なのだから寝室で寝てくれといって聞かない。それほどまで言われては、相手の立場も考えて寝室で寝ることにした。
ひと風呂浴びて、布団に入ってテレビを見ていると、ドアをノックする音。どうぞというと美香ちゃんが入ってきて、布団の中にまで入ってくる。
「抱いて下さい。お願いします。もう、これくらいしかお返しできません」
「ばかなことを言わないでくれ、そんなつもりで同居させるわけではないから。事故で無くなったけど、僕にも妹がいて、もし僕が死んで妹が生き残っていたら、今の君と同じ境遇にいたかもしれないと思ったら、力を貸さずにはいられなくなっただけだ」
「抱いて下さい。叔父に汚された身体ではいやですか」
「今、美香ちゃんを抱いたら、それこそ叔父さんと同じことをしていることになる。同居させてもらうと言う君の弱みに付け込んでいるのと同じだから」
「私が嫌いですか」
「いや、なかなか可愛い良い子だと思っている。料理も上手だし。でも今は絶対に抱けない」
「お願いします」
「それなら美香ちゃんが18歳になったら考えてみよう。18歳になって、その時、僕のことが好きになっていたら」
「今でも好きです」
「いや、違うと思う。お礼のためと言ったじゃないか」
「分かりました。18歳まで待ちます。それで私のことが好きになったら抱いて下さい」
「約束しよう」
「ありがとうございます。それから今日は朝までここに一緒に居させてください。抱かなくてもいいですから」
「まあ、それで気が済むならいいよ。おやすみ」
美香ちゃんは安心したのか、そばで寝ていたがすぐに眠ったみたい。顔を覗くと寝顔が可愛い。身体の温かさが伝わってくる。寝息が聞こえる。
それにしてもこちらは、若い娘の湯上りの良い匂いがして興奮して眠れなくなった。なんかムラムラする。ますます目が冴えてくる。せっかくだから、抱かせてもらえばよかったかな。いやいや絶対だめ!
女性経験がないわけではなかったが、すべてプロの女性。本来真面目な性格で、普通の女の子と付き合ったら結婚まで責任を持たないといけないと考えていたので、安易に付き合うことは避けていた。
そのため、女の子とは2、3度会うと自然に離れるようにしていた。気に入った子と巡り合わなかったのかもしれないが、つい今までのことを思い出していた。
それよりこれからどうして、この娘の力になればよいかを考えよう。まずは、叔母夫婦に同居を認めさせなければならない。それから住民票を移して、高校を転校して・・・と考えていたら眠ってしまった。
夜中に美香ちゃんがしがみついてくるので目が覚めた。顔が引きつっている。悪い夢でも見ているようだ。しばらくすると静かになったので、こちらもまた眠りに落ちた。
朝、キッチンの音で目が覚めた。まだ、7時だけど、今日は休みなのでゆっくり寝ていたい。
「ごめんなさい。目が覚めました?」
「どうしたの」
「朝ごはんを作っています」
「ありがとう、でも今日は休日だから遅くまで寝ていて良いのに」
「冷蔵庫にあった材料で作りました。よかったら食べて下さい」
机の上にトースト、サラダ、ハムエッグ、ホットミルク、食器は一組しかないのでバラバラな食器に朝食が並んでいる。
せっかく作ってくれたので、食べないと悪いと思って、身支度してから、美香ちゃんと向かい合って座って、朝食をごちそうになる。新婚さんの朝食ってこんな感じかな、悪くはないなと思いながら無言で食べる。
10時になったのでとりあえず近所の総合スーパーに買い物に出かけることにした。マンションの玄関で管理人さんに美香ちゃんを紹介する。姪の山田美香が田舎から遊びに来ているのでしばらく滞在しますと告げた。これで不審に思われることはないだろう。
美香ちゃんがぎこちなく手をつないでくる。悪くはないが17歳の高校生と手をつなぐのは少し照れるなあと思いながら歩く。
まず、ユニクロで、とりあえず美香ちゃんの気に入った部屋着と下着を数枚ずつ購入。これから暖かくなるので春物が中心だ。
それから布団屋さんで布団一式を購入して、夕刻に届けてくれるように依頼。これで、ゆっくり自分の布団で寝られる。あと食器を少し購入して、背負ってきたリュックに入れる。
昼はバーガーショップで二人ハンバーガーセットを食べてから、スーパーで野菜、果物、肉類、牛乳、パンなどを美香ちゃんが品定めして購入。
自炊用の1週間分の食料とのことで、かなりの量になったが、二人で分担してなんとか運んだ。年の離れた新婚夫婦に見えるかなと思いながら歩いて帰った。
悪い気持ちはしないし、浮き浮きしているのが自分でも分かる。荷物を運ぶ美香ちゃんもどことなく嬉しそうで安心した。
外食は高くつくので、これからは自分が料理するといっていたが、5時ごろから料理を始めた。丁度、5時に布団が届いた。
6時から夕食。食卓にはシチュウ、卵焼き、ホウレン草のお浸し、豆腐の味噌汁、ごはん。簡単だけど夕食らしい献立。
味付けもなかなか良い。料理を誉めると嬉しそうにほほ笑んだ。美香ちゃんが笑ったのをこの時に初めてみた。美香ちゃんはこのとき改めて同居させてもらうことのお礼を言った。
布団が届いたのでリビングのソファーの後ろに場所を作って、そこに布団を敷くことにした。美香ちゃんは、私がここに寝るから圭さんはこの家のご主人なのだから寝室で寝てくれといって聞かない。それほどまで言われては、相手の立場も考えて寝室で寝ることにした。
ひと風呂浴びて、布団に入ってテレビを見ていると、ドアをノックする音。どうぞというと美香ちゃんが入ってきて、布団の中にまで入ってくる。
「抱いて下さい。お願いします。もう、これくらいしかお返しできません」
「ばかなことを言わないでくれ、そんなつもりで同居させるわけではないから。事故で無くなったけど、僕にも妹がいて、もし僕が死んで妹が生き残っていたら、今の君と同じ境遇にいたかもしれないと思ったら、力を貸さずにはいられなくなっただけだ」
「抱いて下さい。叔父に汚された身体ではいやですか」
「今、美香ちゃんを抱いたら、それこそ叔父さんと同じことをしていることになる。同居させてもらうと言う君の弱みに付け込んでいるのと同じだから」
「私が嫌いですか」
「いや、なかなか可愛い良い子だと思っている。料理も上手だし。でも今は絶対に抱けない」
「お願いします」
「それなら美香ちゃんが18歳になったら考えてみよう。18歳になって、その時、僕のことが好きになっていたら」
「今でも好きです」
「いや、違うと思う。お礼のためと言ったじゃないか」
「分かりました。18歳まで待ちます。それで私のことが好きになったら抱いて下さい」
「約束しよう」
「ありがとうございます。それから今日は朝までここに一緒に居させてください。抱かなくてもいいですから」
「まあ、それで気が済むならいいよ。おやすみ」
美香ちゃんは安心したのか、そばで寝ていたがすぐに眠ったみたい。顔を覗くと寝顔が可愛い。身体の温かさが伝わってくる。寝息が聞こえる。
それにしてもこちらは、若い娘の湯上りの良い匂いがして興奮して眠れなくなった。なんかムラムラする。ますます目が冴えてくる。せっかくだから、抱かせてもらえばよかったかな。いやいや絶対だめ!
女性経験がないわけではなかったが、すべてプロの女性。本来真面目な性格で、普通の女の子と付き合ったら結婚まで責任を持たないといけないと考えていたので、安易に付き合うことは避けていた。
そのため、女の子とは2、3度会うと自然に離れるようにしていた。気に入った子と巡り合わなかったのかもしれないが、つい今までのことを思い出していた。
それよりこれからどうして、この娘の力になればよいかを考えよう。まずは、叔母夫婦に同居を認めさせなければならない。それから住民票を移して、高校を転校して・・・と考えていたら眠ってしまった。
夜中に美香ちゃんがしがみついてくるので目が覚めた。顔が引きつっている。悪い夢でも見ているようだ。しばらくすると静かになったので、こちらもまた眠りに落ちた。