愛しても、いいですか
えー?何ー?と言う大石さんに、内緒でーす、とにっこり微笑む。
何だよー、仲良しだなー、妬けるなーと言う大石さんだけど、その顔はどこか嬉しそう。
一旦自分の部屋にその封筒を置きに行ってからリビングで大石さんと映画を見る準備をしていると、ピコン、とLINEの通知を知らせる音が響いた。
見ると慎太郎からだった。
「…あ、慎太郎」
「…慎太郎…?」
思わず声に出ていたらしい。大石さんの眉がピクリ、と動いた。
「…あ、すいません、高校の時の同級生で。実は昨日の婚約パーティーで6年ぶりに再会したんです。ODホールディングスの営業だったみたいで」
その時久しぶりにご飯行こうってなって、来週の金曜日はどうかっていうLINEでした、そう伝えると明らかに不機嫌そうな顔になった大石さん。
何だよー、仲良しだなー、妬けるなーと言う大石さんだけど、その顔はどこか嬉しそう。
一旦自分の部屋にその封筒を置きに行ってからリビングで大石さんと映画を見る準備をしていると、ピコン、とLINEの通知を知らせる音が響いた。
見ると慎太郎からだった。
「…あ、慎太郎」
「…慎太郎…?」
思わず声に出ていたらしい。大石さんの眉がピクリ、と動いた。
「…あ、すいません、高校の時の同級生で。実は昨日の婚約パーティーで6年ぶりに再会したんです。ODホールディングスの営業だったみたいで」
その時久しぶりにご飯行こうってなって、来週の金曜日はどうかっていうLINEでした、そう伝えると明らかに不機嫌そうな顔になった大石さん。