愛しても、いいですか
定時に仕事を終わらせて1階のロビーに向かう。
慎太郎の営業先がうちの会社の近くだったらしく、そのまま会社まで迎えに行くからロビー待ち合わせで、とLINEが来ていた。
ロビーに着くとすでに慎太郎がいて、お疲れ、と声を掛ける。
「おう、お疲れ」
と言う慎太郎の背後に大石さんがいるのが見えた。
ロビーの入り口付近で、取引先の人だろうか、シフォンのブラウスにロングのボタニカル柄のタイトスカートがよく似合う、とても華のある女性と一緒だった。
…それにしても距離が近過ぎないか。並んで立ち話をしているのだが、さっきから大石さんの腕に、肩にと、ボディータッチが過ぎる…
モヤモヤする…
絵になる2人はロビーで注目の的だった。
思わず釘付けになっていると、その女性と別れた大石さんがくるっと方向を変えてこちらに向かって来る。そこで目が合った。
「…お、お疲れ様です!」
慌ててそう言うと、ふわっと微笑んでお疲れ様、と返してくれる。
慎太郎の営業先がうちの会社の近くだったらしく、そのまま会社まで迎えに行くからロビー待ち合わせで、とLINEが来ていた。
ロビーに着くとすでに慎太郎がいて、お疲れ、と声を掛ける。
「おう、お疲れ」
と言う慎太郎の背後に大石さんがいるのが見えた。
ロビーの入り口付近で、取引先の人だろうか、シフォンのブラウスにロングのボタニカル柄のタイトスカートがよく似合う、とても華のある女性と一緒だった。
…それにしても距離が近過ぎないか。並んで立ち話をしているのだが、さっきから大石さんの腕に、肩にと、ボディータッチが過ぎる…
モヤモヤする…
絵になる2人はロビーで注目の的だった。
思わず釘付けになっていると、その女性と別れた大石さんがくるっと方向を変えてこちらに向かって来る。そこで目が合った。
「…お、お疲れ様です!」
慌ててそう言うと、ふわっと微笑んでお疲れ様、と返してくれる。