愛しても、いいですか
あの時は辛くて悲しかったけど、高校を卒業して8年経った今、こうして慎太郎と笑い話として話せているんだから不思議なものだ。
「…俺も、告白しようと思ってたんだ」
「…はい…?」
自虐ネタで笑って終わるはずだった話が、どうやらまだ終わらないらしい。
「あの時は俺もガキだったからさ、いつもお互い憎まれ口ばっか叩いてたし素直に言えなくて…」
そうして自嘲気味に笑って続ける。
「…ほんとはさ、あの言葉の後、彼女にしてくれる奴なんているのかよ、の後、いないだろうから俺が彼女にしてやる、そう言おうと思ってたんだ」
「…なんで上から目線…」
突然の告白に驚き過ぎて、口から突いて出たのはそんな言葉だった。
「…だから、ガキだったんだって」
苦笑する慎太郎。
「…じゃあ、あの時私たち、両想いだったってこと…?」
「…そういうことになるな」
「…俺も、告白しようと思ってたんだ」
「…はい…?」
自虐ネタで笑って終わるはずだった話が、どうやらまだ終わらないらしい。
「あの時は俺もガキだったからさ、いつもお互い憎まれ口ばっか叩いてたし素直に言えなくて…」
そうして自嘲気味に笑って続ける。
「…ほんとはさ、あの言葉の後、彼女にしてくれる奴なんているのかよ、の後、いないだろうから俺が彼女にしてやる、そう言おうと思ってたんだ」
「…なんで上から目線…」
突然の告白に驚き過ぎて、口から突いて出たのはそんな言葉だった。
「…だから、ガキだったんだって」
苦笑する慎太郎。
「…じゃあ、あの時私たち、両想いだったってこと…?」
「…そういうことになるな」