愛しても、いいですか
今日はこの前と別の所に行こう、と慎太郎に連れられて歩いていると、道路の向こう側に大石さんを見た気がした。
思わず足を止めてじっと見つめるとそれはやっぱり大石さんで、隣にはいつかロビーで見たあの綺麗な女の人が一緒だった。
そして2人が仲良さそうに笑い合いながら入って行った先は、ホテル、だった…
呆然とする。やっぱりあの話は本当で、あの綺麗な女の人が大石さんの婚約者…
2人でホテルに入って行くって、そういうことだよね…?
急に立ち止まって道路の向こうを見つめる私に慎太郎は、
「…どうした?」
と怪訝な顔で覗き込む。
「…慎太郎、ごめん、今日はちょっと…ごめん…!」
何とかそれだけ伝えると、びっくりしている慎太郎を残して、私は気づいたら走り出していたー
思わず足を止めてじっと見つめるとそれはやっぱり大石さんで、隣にはいつかロビーで見たあの綺麗な女の人が一緒だった。
そして2人が仲良さそうに笑い合いながら入って行った先は、ホテル、だった…
呆然とする。やっぱりあの話は本当で、あの綺麗な女の人が大石さんの婚約者…
2人でホテルに入って行くって、そういうことだよね…?
急に立ち止まって道路の向こうを見つめる私に慎太郎は、
「…どうした?」
と怪訝な顔で覗き込む。
「…慎太郎、ごめん、今日はちょっと…ごめん…!」
何とかそれだけ伝えると、びっくりしている慎太郎を残して、私は気づいたら走り出していたー