愛しても、いいですか
「…クッキーアンドクリームも美味しいね」
ぺろっと唇に付いたアイスを舐めながら言う。
「良かったら今度、食べて下さいね、冷凍庫にいっぱい入ってますから」
大石さんと一緒に食べようと、バニラもクッキーアンドクリームもちょこちょこ買い貯めていた。
追加して来たアイスを入れるため冷凍庫を開けるとさらにアイスが増えていて、大石さんも一緒に食べるために買って来てくれたのかな、と嬉しくなったことを思い出す。
結局大石さんが忙し過ぎて、一緒にアイスを食べられたのは今日を含めてたったの3回だったけれど…
もう一緒に食べることはないけれど、このアイスを食べる時は少しでも私のことを思い出してくれたらいい。
切なさが波のように押し寄せて来て、急いでアイスを食べ終え、今日は早めに寝ますね、と立ち上がればぐい、と腕を引かれた。
「…今日、あっちで一緒に寝よう…?」
仕事、忙しかったから、充電。
大石さんはそんなことを言う。
…婚約者がいるのに。
彼女でもない女とまた同じベッドで眠るのか。
まあ、本当に眠るだけなんだけれど。
でも私は逆らえないのだ、この甘い誘いを。
大石さんが好きだから。
それにどうせ今日が最後だ。最後だから、今日だけは大石さんを独り占めにしても、いいよね…?
ぺろっと唇に付いたアイスを舐めながら言う。
「良かったら今度、食べて下さいね、冷凍庫にいっぱい入ってますから」
大石さんと一緒に食べようと、バニラもクッキーアンドクリームもちょこちょこ買い貯めていた。
追加して来たアイスを入れるため冷凍庫を開けるとさらにアイスが増えていて、大石さんも一緒に食べるために買って来てくれたのかな、と嬉しくなったことを思い出す。
結局大石さんが忙し過ぎて、一緒にアイスを食べられたのは今日を含めてたったの3回だったけれど…
もう一緒に食べることはないけれど、このアイスを食べる時は少しでも私のことを思い出してくれたらいい。
切なさが波のように押し寄せて来て、急いでアイスを食べ終え、今日は早めに寝ますね、と立ち上がればぐい、と腕を引かれた。
「…今日、あっちで一緒に寝よう…?」
仕事、忙しかったから、充電。
大石さんはそんなことを言う。
…婚約者がいるのに。
彼女でもない女とまた同じベッドで眠るのか。
まあ、本当に眠るだけなんだけれど。
でも私は逆らえないのだ、この甘い誘いを。
大石さんが好きだから。
それにどうせ今日が最後だ。最後だから、今日だけは大石さんを独り占めにしても、いいよね…?