愛しても、いいですか
親友
翌週金曜日。
総務部に勤める同期の由紀と会社近くのカフェでランチ中、テーブルに乗せていたスマホが震えた。開くと大石さんから。
『明日の土曜日空けておいて』
ただそれだけのシンプルなLINEだった。
空けておいて、って、既に私に予定があるとか思わないのだろうかこの人は…思わず苦笑する。
まぁ特に予定はないから『了解です』とだけ返信する。
あの日以降大石さんとは会っていなかった。
仕事が忙しいらしく、隼にぃのお店でも遭遇しなかった。
その代わり、毎日LINEが来た。たらしの大石さんは結構マメな人らしい。
大体いつも2ターンくらいで終わるやり取りだが、『ご飯ちゃんと食べた?』とか、隼にぃの店にいると言えば『送ってあげられなくてごめんね、気をつけて帰ってね』とか…
彼氏というか保護者みたいなそれに、いつも心の中で笑ってしまうのだった。
今までは隼にぃのお店で会えば一緒に飲むだけのただの飲み友達だったから、この前LINEを交換するまで連絡先すら知らなかったのに。
総務部に勤める同期の由紀と会社近くのカフェでランチ中、テーブルに乗せていたスマホが震えた。開くと大石さんから。
『明日の土曜日空けておいて』
ただそれだけのシンプルなLINEだった。
空けておいて、って、既に私に予定があるとか思わないのだろうかこの人は…思わず苦笑する。
まぁ特に予定はないから『了解です』とだけ返信する。
あの日以降大石さんとは会っていなかった。
仕事が忙しいらしく、隼にぃのお店でも遭遇しなかった。
その代わり、毎日LINEが来た。たらしの大石さんは結構マメな人らしい。
大体いつも2ターンくらいで終わるやり取りだが、『ご飯ちゃんと食べた?』とか、隼にぃの店にいると言えば『送ってあげられなくてごめんね、気をつけて帰ってね』とか…
彼氏というか保護者みたいなそれに、いつも心の中で笑ってしまうのだった。
今までは隼にぃのお店で会えば一緒に飲むだけのただの飲み友達だったから、この前LINEを交換するまで連絡先すら知らなかったのに。