愛しても、いいですか
…いや、そもそも女に見られていないのでは…
まず第一に、私は165センチのノッポで当然胸なんか申し訳程度のBカップ。
ボン、キュッ、ボンの男性の好む女体とは程遠い。
それに、大石さんはいつか言っていたじゃないか。
ー『俺、自分の家には女の子入れないもん。色々面倒くさいから』と。
じゃあ私は何なんだ、女じゃなければ何枠でここに住まわせてもらうんだとその時思ったじゃないか。
…そういうことだ。私に色気が無さ過ぎて、据え膳すら食う気にならなかったんだ…
「…沙耶香ちゃん、何か考えてることがすごく顔に出てるけど、多分それ違うからね?」
私をじっと見ていた大石さんがちょっと苦笑する。
「最初に決めたルールはちゃんと守らないとね」
そうやって悪戯っぽく微笑んだ。
…あ、期間限定彼氏のルール…
『キスやそれ以上のことはしない』
確かに最初にそう決めた。
まず第一に、私は165センチのノッポで当然胸なんか申し訳程度のBカップ。
ボン、キュッ、ボンの男性の好む女体とは程遠い。
それに、大石さんはいつか言っていたじゃないか。
ー『俺、自分の家には女の子入れないもん。色々面倒くさいから』と。
じゃあ私は何なんだ、女じゃなければ何枠でここに住まわせてもらうんだとその時思ったじゃないか。
…そういうことだ。私に色気が無さ過ぎて、据え膳すら食う気にならなかったんだ…
「…沙耶香ちゃん、何か考えてることがすごく顔に出てるけど、多分それ違うからね?」
私をじっと見ていた大石さんがちょっと苦笑する。
「最初に決めたルールはちゃんと守らないとね」
そうやって悪戯っぽく微笑んだ。
…あ、期間限定彼氏のルール…
『キスやそれ以上のことはしない』
確かに最初にそう決めた。