花乙女は愛に咲く
ファンタジー
完
0
遠野まさみ/著
- 作品番号
- 1630688
- 最終更新
- 2021/02/24
- 総文字数
- 1,917
- ページ数
- 3ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 583
- いいね数
- 0
花なしの花乙女リンファスだが、花乙女の血筋の為王都に召集され、寄宿舎生活を始める。
花なしなので寄宿舎で雑用係と世界樹の世話をして暮らす。
奨学金を実家に送って自分は残飯を食べているが、栄養失調になり、寄宿舎の医務室で花から点滴を受けているところを、花騎士の寄宿舎からロレシオに見られる。
ロレシオは点滴を受けなければいけない程具合が悪い花乙女は初めてだったので、興味がわく。
寄宿舎の花乙女たちは舞踏会に出かけるが、リンファスは花なしなので留守番。
その後、舞踏会帰りの花乙女から、医務室で点滴を受けていた花乙女を探している人が居たと聞く。
そして、リンファスにも初めて花が咲くが、それは寄宿舎の花乙女も見たことがないような、澄んだ蒼の花びらに銀の花芯の花だった。
ところが、お腹が空いていたリンファスは自分に咲いた花をむしって食べる。食べた花の甘い蜜の味に病みつきなる。
誰が花を贈ってくれたのだろうと、花騎士を探すべく舞踏会に参加したいが、寄宿舎の雑用の仕事が多くてお腹が空き、花を食べてしまうので舞踏会に行けない。
咲くと食べるを繰り返すが、このままではいつまで経っても舞踏会に行けず、花を贈ってくれた人に会えないと思い、空腹を我慢して今度の花は咲かせようと努力し、今度は舞踏会に初参加し、夜の庭で休憩しているときにロレシオと会う。
気さくに話し掛けてくれるロレシオに気持ちが解れ、謝意を伝えると、また会おうと言われる。その瞬間あの花が咲き、花を食べてしまったことをロレシオに懺悔するが、栄養になってよかったとロレシオが言う。
本来なら、世界樹の栄養にしなければならないのに、自分のことを責めなかったロレシオに心を許し、また会う約束をする。
だが、リンファスに花が咲いたことを知った父親が遊ぶ金欲しさにリンファスを競売にかけると、珍しい色の花に高値が付く。
おびえたリンファスの前にロレシオが来る。
「花乙女を売ることは法律違反だ」と言われ、父親はリンファスを諦める。
助けた貰った礼を言うと、寄宿舎で懸命に働き、点滴を受けるまでにやせ細ったリンファスを助けたかった、僕で良ければ力になりたいと告白される。
途端にリンファスに咲く蒼くて銀に光る花。
陽の光の下でよく見ると、ロレシオの目は蒼くて銀の光彩を持っていた。
銀の光彩はロレシオしか持たない色で、リンファスは王城に嫁ぐことになる。
花なしなので寄宿舎で雑用係と世界樹の世話をして暮らす。
奨学金を実家に送って自分は残飯を食べているが、栄養失調になり、寄宿舎の医務室で花から点滴を受けているところを、花騎士の寄宿舎からロレシオに見られる。
ロレシオは点滴を受けなければいけない程具合が悪い花乙女は初めてだったので、興味がわく。
寄宿舎の花乙女たちは舞踏会に出かけるが、リンファスは花なしなので留守番。
その後、舞踏会帰りの花乙女から、医務室で点滴を受けていた花乙女を探している人が居たと聞く。
そして、リンファスにも初めて花が咲くが、それは寄宿舎の花乙女も見たことがないような、澄んだ蒼の花びらに銀の花芯の花だった。
ところが、お腹が空いていたリンファスは自分に咲いた花をむしって食べる。食べた花の甘い蜜の味に病みつきなる。
誰が花を贈ってくれたのだろうと、花騎士を探すべく舞踏会に参加したいが、寄宿舎の雑用の仕事が多くてお腹が空き、花を食べてしまうので舞踏会に行けない。
咲くと食べるを繰り返すが、このままではいつまで経っても舞踏会に行けず、花を贈ってくれた人に会えないと思い、空腹を我慢して今度の花は咲かせようと努力し、今度は舞踏会に初参加し、夜の庭で休憩しているときにロレシオと会う。
気さくに話し掛けてくれるロレシオに気持ちが解れ、謝意を伝えると、また会おうと言われる。その瞬間あの花が咲き、花を食べてしまったことをロレシオに懺悔するが、栄養になってよかったとロレシオが言う。
本来なら、世界樹の栄養にしなければならないのに、自分のことを責めなかったロレシオに心を許し、また会う約束をする。
だが、リンファスに花が咲いたことを知った父親が遊ぶ金欲しさにリンファスを競売にかけると、珍しい色の花に高値が付く。
おびえたリンファスの前にロレシオが来る。
「花乙女を売ることは法律違反だ」と言われ、父親はリンファスを諦める。
助けた貰った礼を言うと、寄宿舎で懸命に働き、点滴を受けるまでにやせ細ったリンファスを助けたかった、僕で良ければ力になりたいと告白される。
途端にリンファスに咲く蒼くて銀に光る花。
陽の光の下でよく見ると、ロレシオの目は蒼くて銀の光彩を持っていた。
銀の光彩はロレシオしか持たない色で、リンファスは王城に嫁ぐことになる。
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