恋愛小説の結末は!?
目の前にいるのは、顔立ちはどちらかと言うと可愛い系のイケメン男子、加賀谷結弦がいる。

「え、えと?今日からお世話になります。八代優です。」

なっ!優が挨拶した!?

「結弦!!」

私が、大きな声を出したため結弦も驚く。

「なっなに!?」

「洗濯物干してるなら今すぐ取り込んだ方がいいわよ。」

「はぁ?」

と、呆れた優の声。

「なっなんで?」

結弦の声が響く。

「だっだって、優が真面目に挨拶したのよ!?明日は、休校になるほどの大雨かも…って痛っ」

コツンと優に頭を殴られた。

「ちょっと優!!何すんのよ!」

「失礼なっ!!まるで、いつもそんな風な言い方するな!」

「は?いつもそうじゃない!!」

いつも通り、兄弟喧嘩に入ろうとした所で我にかえる。

そうだ、結弦がいたんだった…

結弦は、陸と同じようにオロオロとしていた。

「あっ、ごめん…。」

「いや、全然大丈夫。てか、なんか新鮮。」

「新鮮?」

「うん。だって、俺ん家一人っ子だから兄弟喧嘩とかしたことないから」

あっ、そっか結弦、一人っ子なんだ。

「兄弟はいなくてもいいと思うよ」

と言う、小さな声は結弦には届かなかったみたい。
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