恋愛小説の結末は!?
「あのね、お母さん心配なのよ。確かに、今までだって上手くやっていけたって思ってるかもしれないけど、何か会った時、助けられないじゃない。」

助けられないというのは、きっと家に泥棒などが入って来た時だろう。

お母さんは、看護師だ。

だから、公務員のように必ずの休日が取れるという確証がない。

病人が出たら、すぐに駆けつけなければならないから。

そうとなれば、夜中だろうが関係ない。

お母さんは、私たちの事を思って言ってくれたに違いない。

「お母さん。いいよ。私、お母さんの親友さんのお家でお世話になる」

そう言うと、隣に座っていた優がは?と言う顔になった。

ふん。

長女の特権だ〜。

「ほんと!?ありがとう。愛梨。早速、行きましょー」

え?

今から?
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