【短編】言いたいことがあるんだけどさ…

しばらくすると友也がやってきた。

「お前って日向好きなの?」

…違う。違うよ!!

「んなわけないじゃん。」
「だって楽しそうじゃん。」
あららなんかさらにまずいかも…

「違うってば!!友也だって…」
「?」

「転校生好きになっちゃうんじゃないの?」
すごく嫌だけど。
友也は驚いた顔をしている。
「ないよ。絶対。」

「うそつけぇ。」
不安なんだからね!!

「ほんとだって。なんでそんな事言うんだよ。」

ちょっと困らせちゃったかな。

「いや…ホントにならないって言えるの?」

「うん☆」
友也は笑顔だ。

「…ならぃぃ。」

「え、何!?」

「ううん、気にしないで。」

「お前こそ違うんだな。」

やつも問い詰める。

「もちろんです☆」
だって君だもん。

「ん。」

良かった。
< 12 / 20 >

この作品をシェア

pagetop