好きにさせてみせる
あれから渡辺とは何もなく、テスト週間を迎えようとしていた。

「ひかり、テストやばーい、、」

「大丈夫だって、きっとなんとかなる!」

「そりゃー、君は頭良いから余裕なんだろうけどさ••」

私は調子が良かったのか前回のテストではクラス2位だったのだ。

「成績がいいのはちゃんと勉強してるからだよ。もとが言いわけではないよ」

「ひかり、いやひかりさん私に勉強教えてください!」

「ひかりさんって笑 いいよ、教えてあげる」

「やったー!ありがとうございます!」

放課後、図書室で勉強することになった。私は掃除当番だったので遅れて図書室に行った。

「かりんちゃんお待たせー。何から始める?」

「数学からお願いします」

数学を教えていると、、

「おー、かりんじゃん。お前らもテスト勉強か?」

話しかけたきたのは田中くん、渡辺くん、小笠原くんだった。

「翔太・・そうだよ。3人も?」

「そう!隼人に物理教えてもらうんだ」

「へー、そうなんだ」

「てか、隣座っていいか?ここしか空いてなくて」

「しょうがないからいいよ」

「ありがと!」

5人で勉強することになった。

「ひかりありがと!ほんとにわかりやすい!!数学なんとかなりそう」

「ならよかった。」

突然、渡辺くんが話しかけてきた。
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