好きにさせてみせる
「佐藤って、たしか数学できたよな。」

「うん、できるほうではある」

「ここの問題教えてくれないか?」

渡辺くんが分からないと言った問題は解けた問題だったので教えてあげた。

「分かった?」

「おう!まじで分かりやすかった!ありがとう」

「どういたしまして」

「もし、物理で分からない問題とかあったら言って。教えれると思うから。」

「うん、聞くね」

黙々と勉強していると空は暗くなりあっという間に図書室の閉館時間になった。

「帰ろっか!」

「そうだね」

みんなで図書室を出た。

みんなは電車通学らしく私は電車とは反対側に家があるのでみんなとバイバイしようとしたら、

「佐藤。暗い中、1人で帰るのは危ないから送ってく。」

「え、いいよ・・・」

「じゃあ、おれらは浅井さんをしっかり守って帰るよ。」

「渡辺!ひかりをしっかり送るのよ!」

「あぁ、分かってる。」

そのまま、かりんちゃんたちとは別れて渡辺くんと帰ることになった。
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