好きにさせてみせる
次の日、彼が早い時間から学校にいることをかりんちゃんに聞いたので朝に渡すことにした。

朝、教室に入るとまだ誰もいなかった。

本を読みながら待つことにした。

しばらくすると扉が開く音がした。

「・・暑い。あれ、佐藤がいる。早いな・・寝てるし」

私は渡辺くんを待っている間に寝てしまったのです。

渡辺くんが近づいてきました。

私はうっすら誰かの気配を感じ起きようとしたとき、

「なぁひかり、どうしたら俺を好きになる・・」

渡辺くんはそう言い、私の髪を触ってきた。

私はそのまま起きるタイミングを見失ってしまった。

その日一日中、誰かがいると緊張で渡せないので彼が1人になるタイミングをうかがっていたがいっこうにきそうにない。

授業後、彼が部活に行くタイミングを狙うことにした。
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