クールな副社長はウブな彼女を独占欲全開で奪いたい
「だったらこんなふうに勢いで抱くのはよくないな。……キスは、いい?」
きっと私は期待する目つきをしていたのだと思う。
遥人さんは返事を待たずに、熱を孕んだ瞳を徐々に近づけて触れるだけのキスを落とした。
柔らかな感触を受けて胸がぎゅうっとしめつけられる。唇が離れると、どちらからともなく熱い吐息を漏らした。
「明日の予定は?」
遥人さんは私を見下ろしたまま尋ねる。
「明日明後日とお休みです。とくに用事は入っていません」
おずおずと伝えると。
「それならデートしよう。いいかな?」
嬉しそうにする遥人さんの笑顔が素敵すぎて、私は目を瞑って視界を遮った。
このままだと心臓が壊れる。見ていられない。
「小春?」
悶えている私の髪をするりと撫でる指先も優しい。解放された片手を目元にやって、なんとか返事をする。
「……明日が楽しみです」
遥人さんは私の手にキスをして、おかしそうにクスクスと笑った。
きっと私は期待する目つきをしていたのだと思う。
遥人さんは返事を待たずに、熱を孕んだ瞳を徐々に近づけて触れるだけのキスを落とした。
柔らかな感触を受けて胸がぎゅうっとしめつけられる。唇が離れると、どちらからともなく熱い吐息を漏らした。
「明日の予定は?」
遥人さんは私を見下ろしたまま尋ねる。
「明日明後日とお休みです。とくに用事は入っていません」
おずおずと伝えると。
「それならデートしよう。いいかな?」
嬉しそうにする遥人さんの笑顔が素敵すぎて、私は目を瞑って視界を遮った。
このままだと心臓が壊れる。見ていられない。
「小春?」
悶えている私の髪をするりと撫でる指先も優しい。解放された片手を目元にやって、なんとか返事をする。
「……明日が楽しみです」
遥人さんは私の手にキスをして、おかしそうにクスクスと笑った。