クールな副社長はウブな彼女を独占欲全開で奪いたい
番外編 愛の証【side Haruto】
夫婦になってから三ヶ月が経った頃、伶香から『クリスマスパーティーを一緒にやらない?』という誘いを受けた。
十二時ちょうど。陸のマンションへ到着する。
俺と小春を出迎えた陸の後ろから、ドタドタと足音を響かせて結愛が駆けてきた。
「いらっしゃーい!」
「結愛ちゃんこんにちは」
小春と結愛がハグをする。
年が明けたら五歳になる結愛はすっかりお姉さんだ。俺と小春の間に割り込むようにして喋り続けている。
手土産に持ってきた大量の飲み物とお菓子を陸に手渡す。
「すみません、先に行きますね」
結愛に手を引っ張られてリビングに向かう小春に、苦笑しながら頷いた。