クールな副社長はウブな彼女を独占欲全開で奪いたい
「別に車を運転できなくても、困っていないだろう。それに今はやめた方がいい」
「それはそうだけど……って、白峰さんごめんなさい。話が脱線したわね」
伶香さんは整えられた眉を下げて苦笑する。
「白峰さんは、はるくんが送迎することに問題はない? 無理強いをするつもりはないから、断ってくれていいのよ」
これは遠回しに、断ってほしいと言われているのだろうか。
伶香さんからはまったく邪気を感じない。しかし普通に考えて、遥人さんの申し出は非常識だ。
「お気持ちはありがたいのですが、本当に私はひとりでも大丈夫です。姉と一緒に暮らしているので、いざとなれば姉に頼ります」
「無理は禁物と医師から言われている」
私の声に重なるように、遥人さんは強い口調で言う。
正義感が強い人なのかな。でも……。
「それはそうだけど……って、白峰さんごめんなさい。話が脱線したわね」
伶香さんは整えられた眉を下げて苦笑する。
「白峰さんは、はるくんが送迎することに問題はない? 無理強いをするつもりはないから、断ってくれていいのよ」
これは遠回しに、断ってほしいと言われているのだろうか。
伶香さんからはまったく邪気を感じない。しかし普通に考えて、遥人さんの申し出は非常識だ。
「お気持ちはありがたいのですが、本当に私はひとりでも大丈夫です。姉と一緒に暮らしているので、いざとなれば姉に頼ります」
「無理は禁物と医師から言われている」
私の声に重なるように、遥人さんは強い口調で言う。
正義感が強い人なのかな。でも……。