褒め上手な先輩の「可愛い」が止まりません
昼食を済ませ、デザインのネタ探しにスマホで秋服を検索する。
やっぱり秋といったらチェック柄だよね。
色だったら、ボルドーとかマスタードとか。
あれもこれも見てたら欲しくなってきちゃった。今年は何買おうかな。
「ねぇ、清水さん」
口角を上げてスマホを見つめていると、クラスの女子に呼ばれた。
ニヤけていた顔を瞬時に元に戻し、返事をする。
「何?」
「清水さんって今、西尾先輩と噂になってるよね? 誰かに何か悪口とか言われてない?」
またかと思いきや、予想と反する質問が飛んできて目を丸くした。
「いや……言われてないよ?」
「そう? 良かったぁ~」
ホッとした彼女。
なぜか周りにいるクラスメイトも安堵した表情を浮かべている。
もしかして、みんな心配してくれてたの……?
「私の友達に西尾先輩と同じ中学だった子がいてね。その子から聞いた話なんだけど、当時、西尾先輩と付き合ってた子達がいじめられてたって聞いたから心配してたんだ」
「えっ……?」
いじめ……?
詳しく聞くと、先輩と交際していた彼女達が、先輩のファンから嫌がらせを受けていたらしい。
噂じゃ、学校に通えなくなるほど酷かったそうだ。
やっぱり秋といったらチェック柄だよね。
色だったら、ボルドーとかマスタードとか。
あれもこれも見てたら欲しくなってきちゃった。今年は何買おうかな。
「ねぇ、清水さん」
口角を上げてスマホを見つめていると、クラスの女子に呼ばれた。
ニヤけていた顔を瞬時に元に戻し、返事をする。
「何?」
「清水さんって今、西尾先輩と噂になってるよね? 誰かに何か悪口とか言われてない?」
またかと思いきや、予想と反する質問が飛んできて目を丸くした。
「いや……言われてないよ?」
「そう? 良かったぁ~」
ホッとした彼女。
なぜか周りにいるクラスメイトも安堵した表情を浮かべている。
もしかして、みんな心配してくれてたの……?
「私の友達に西尾先輩と同じ中学だった子がいてね。その子から聞いた話なんだけど、当時、西尾先輩と付き合ってた子達がいじめられてたって聞いたから心配してたんだ」
「えっ……?」
いじめ……?
詳しく聞くと、先輩と交際していた彼女達が、先輩のファンから嫌がらせを受けていたらしい。
噂じゃ、学校に通えなくなるほど酷かったそうだ。