褒め上手な先輩の「可愛い」が止まりません
ブレスレットを眺めていると、隣からフフフと笑い声が聞こえた。
「……な、何ですか?」
「んー、笑った顔も可愛いなぁって」
久しぶりの、褒め言葉攻撃……!
両想いになった後のこのタイミングでは威力が強すぎる……!
「お、お世辞はいいですって……!」
「お世辞じゃないよ。実玖ちゃん、自分の魅力に気づいてないでしょ?」
真っ直ぐな眼差しに囚われて、身体中の熱が急上昇していく。
「魅力、ですか?」
「うん。実玖ちゃんの魅力、たくさんあるよ。コツコツ頑張るところ、芯が強いところ、照れた顔も可愛いところ。あとは、不意打ちで東馬って呼んでくれたり……」
スラスラスラと出てくる言葉達。
全部が直球すぎて、もう顔から火が出そう。
「あの、最後の不意打ち……って、聞こえてたんですか⁉」
「うん。といっても半分寝ぼけてたし、突然だったからあまり覚えてないんだけどね。だからさ……もう1回呼んでくれる?」
そう言うと、先輩はちょっぴり甘い笑みを浮かべて顔を覗き込んできた。
っ……あの時はまだ寝てたからなんとか呼べたわけであって。
起きてる時に、下の名前で呼ぶ勇気なんてまだないよ……。
「……な、何ですか?」
「んー、笑った顔も可愛いなぁって」
久しぶりの、褒め言葉攻撃……!
両想いになった後のこのタイミングでは威力が強すぎる……!
「お、お世辞はいいですって……!」
「お世辞じゃないよ。実玖ちゃん、自分の魅力に気づいてないでしょ?」
真っ直ぐな眼差しに囚われて、身体中の熱が急上昇していく。
「魅力、ですか?」
「うん。実玖ちゃんの魅力、たくさんあるよ。コツコツ頑張るところ、芯が強いところ、照れた顔も可愛いところ。あとは、不意打ちで東馬って呼んでくれたり……」
スラスラスラと出てくる言葉達。
全部が直球すぎて、もう顔から火が出そう。
「あの、最後の不意打ち……って、聞こえてたんですか⁉」
「うん。といっても半分寝ぼけてたし、突然だったからあまり覚えてないんだけどね。だからさ……もう1回呼んでくれる?」
そう言うと、先輩はちょっぴり甘い笑みを浮かべて顔を覗き込んできた。
っ……あの時はまだ寝てたからなんとか呼べたわけであって。
起きてる時に、下の名前で呼ぶ勇気なんてまだないよ……。