褒め上手な先輩の「可愛い」が止まりません
可愛い嫉妬と醜い嫉妬
翌週の月曜日。
「え⁉ 兄妹でモデルやるの⁉」
「うん。あと服のデザインもすることになったの」
「デザインまで⁉ すごいじゃん! おめでと~!」
「ありがとう……」
登校中、合流した可南子に早速文化祭のファッションショーに出ることを伝えた。
「こりゃあ最前列に座ってバンバン写真撮って応援するしかないね!」
「写真撮るの⁉」
「もちろん! だって実玖が考えたデザインの服が出るんでしょ? 思い出に残さないと!」
ハッと気づく。
ファッションショーってあっという間に終わっちゃうから、何度も見返せるように写真や動画を撮る人もいるよね。
つまり、私のデザインした服が、誰かのスマホやカメラに保存されるということ。
「文化祭でファッションショーやってた」と写真や動画を友達や家族に見せたり、SNSに上げる人もいるかもしれない。
もしそうなったら……全国、いや、全世界の人が私の描いたデザインを目にすることになる。
自意識過剰かもしれないけど、今の時代、SNSで世界中の人と繋がれるし。
「え⁉ 兄妹でモデルやるの⁉」
「うん。あと服のデザインもすることになったの」
「デザインまで⁉ すごいじゃん! おめでと~!」
「ありがとう……」
登校中、合流した可南子に早速文化祭のファッションショーに出ることを伝えた。
「こりゃあ最前列に座ってバンバン写真撮って応援するしかないね!」
「写真撮るの⁉」
「もちろん! だって実玖が考えたデザインの服が出るんでしょ? 思い出に残さないと!」
ハッと気づく。
ファッションショーってあっという間に終わっちゃうから、何度も見返せるように写真や動画を撮る人もいるよね。
つまり、私のデザインした服が、誰かのスマホやカメラに保存されるということ。
「文化祭でファッションショーやってた」と写真や動画を友達や家族に見せたり、SNSに上げる人もいるかもしれない。
もしそうなったら……全国、いや、全世界の人が私の描いたデザインを目にすることになる。
自意識過剰かもしれないけど、今の時代、SNSで世界中の人と繋がれるし。