白いジャージ３ ～先生とバージンロード～

かなり前から先生は、要君のこと、気にしていたような気もする。



「もし、要君が私のことを好きだったら、私、ちゃんと伝えるから。先生への想いを。私がどれだけ先生が好きか、ちゃんと言うから」



「ありがと･･･はぁ、早く結婚したいな」




先生の本音が聞けた気がした。


いつも先生は我慢して、わがままも言わず、束縛もしない。



「先生、もっと言いたいこと言ってね」



私と先生は、手を握りながら、自分の心の中を整理していた。




2人の心がどれほど強く結ばれていても、不安や焦り、嫉妬心は消えなくて、何かあるたびに悩んで泣いて･･･




でも、大丈夫。



この手があれば何でも乗り越えられる。