白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
「娘さんに会いたいのに会えなくて、寂しくて・・・1人で学校の窓から夕日見てた先生が好きなの。先生は悲しい想いをいっぱいしてきた分、人に優しいんだよ。だから、先生に娘さんがいなきゃいいなんて、私は思わない!!!」
俺は、息継ぎもせずに喋り続ける直を優しく抱きしめた。
ありがとうしか言えない。
直、ありがとう。
俺は世界一の幸せ者だ。
直をお嫁さんにできるなんて・・・
「直・・・どこまで俺をメロメロにさせるんだよ・・・」
照れ臭そうに、夜景を見つめる直は、俺の腕を振り解こうともがいていた。
離さねぇよ。
直、俺の直。