白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
「俺が説教されちゃった」
その時、直の鞄の中で携帯が震える音がした。
「あ、電源切るの忘れてた。ごめん、先生」
「いいよ。出ろよ」
その時、俺の心の中がまたモヤモヤとし始めた。
要君。
俺の頭に浮かんだのは、彼だけだった。
そして、その予感は的中。
「ごめんね。今、外なんだけど。どうしたの?」
直は、俺を気にしながら、話す。
俺は直の肩に手を回し、体を寄せた。
「明日?明日、バイトなんだぁ」
何の話だ?
明日何がある?
デートの誘いかぁ?
あぁ、もう限界。
俺の理性が・・・
飛んでいきそうだ。